JUMP~グレイテスト・ヒッツ |
アルバムのタイトルが、「JUMP…」と始まっているのはご愛嬌だが、ヴァン・ヘイレンのベストアルバムとしては申し分ないです。
この後に2枚組みの、別のベストアルバムが出てしまったので、「なかったこと」になりかかっているアルバムだが、このアルバムのために録音した、2009年現在のボーカル、デビット・リー・ロス参加の#17,#18はこのアルバムにしか収録されていない。なかなかシブい仕上がりになっているこの2曲を聴くために買ってもよいかと。 「ヴァン・ヘイレン」を知らない方に。このバンドはボーカルがコロコロ変わるバンドで、このアルバムでは#1〜#9と#17,#18は前述のデビット・リー・ロス。#10〜#16はサミー・ヘイガー。全くタイプの違うボーカリストが歌っているアルバムです。大御所アメリカン・ハードロックバンドのうまみが凝縮された、このアルバムからヴァン・ヘイレンを聴き始めてもよいかと。 |
ヴェリー・ベスト・オブ・ヴァン・ヘイレン |
ロックの革命児、ギターの神様エディ・ヴァンへイレンのバンド「VANHALEN」のベストアルバム。もはや、説明不要のロックバンド。曲に関するレビューは必要ない。
前期と後期(すまん、ゲイリー)で、曲はまったくといっていいほど違う。デヴィット・リー・ロス在籍時は、ギンギンのアメリカンロック。エディのギターが、とてもパワフルであり、「強さ」がある。反対に、サミー在籍時は、サミーの歌唱力を活かした、曲全体のバランスを考えた80年代ロックの教科書のような曲が続く。 曲の感じがちがうため、デイヴ派とサミー派に分かれる。 どちらも、一度に味わえるこのCDは、確かにベストだ。 しかし、昔からのファンは、もう自分で、カセットやMD、CDーRで、ベストをつくってあるはず(笑)。遅すぎた感がある。 ヴァン・ヘイレンの名を知っていて、CDを持ってない人は、この機に購入するのもいいかもしれません。80年代を支えたビックバンドが、一度に味わえます。 |
アメリカ自然紀行 ~復刻 ナショナル ジオグラフィック 名作選~(PPV-DVD) |
綺麗な景色ばかりで、写真集をみているようでした。
自然は本当に美しく、動物もまた自然の一部だということを 改めて思いました。 |
反米大陸―中南米がアメリカにつきつけるNO! (集英社新書 420D) |
現在の中南米の反米的な潮流を、歴史的な背景を詳しく説明しつつ、解説している本です。 中南米の政治や社会を理解する上で、その入門書としては良いのではないかと思います。
しかしながら、CUBAについての記述では、現在CUBAが抱える諸問題については全く触れられておらず、CUBA革命の“輝かしい”部分のみを肯定的に描くだけにとどまっているのがなんとも残念です。 著者は数年前まで朝日新聞でCUBAの(当時の)最新ニュースを配信し続けてきた方です。 様々なしがらみから何も書けないのか、それとも著者はCUBAの表層し掴むことができなかったのか。 朝日という非常に影響力のあるメディアの出身者である著者の言葉には大変な重みがあると思います。 CUBAについて今まで知る機会のなかった読者、予備知識のない読者は、著者の描く“CUBA”がその真の姿であると考えると思います。 著者の言葉をそのまま鵜呑みにしてしまうのでしょう。 著者はパナマの項で米国のTVを批判していますが、著者自身の記述にももう少し配慮が必要かもしれません。 |
パナマの死闘 (ハヤカワ文庫 NV 80 海の男ホーンブロワー・シリーズ 5) |
もし、「ホーンブロワー・シリーズ」に興味を持った方が1冊読んでみよう、と 思われるなら、私なら迷わずこの「パナマの死闘」をおすすめします。 日本語版では物語が進む順に巻が並んでいますが、実は作者がシリーズを ちなみに、この小説はアメリカとイギリスでは異なる題名で発表されています。 |