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深い河 [VHS]
私は邦画をあまり見ない。
しかし、この作品だけは心から素晴らしいと思った。
この作品は遠藤周作の小説『深い河』を映画化したものである。
牧師の青年を演じる奥田瑛二が素晴らしく、我々の心を打つ。
また、この映画のラストは小説のそれとは全く異なっている。
しかし、私は映画のラストの方が好きだ。
みなさんはどう感じるだろうか?

 

愛する [VHS]
わたしはレンタルビデオ店でビデオのパッケージを見るまで、映画「愛する」の存在を知らなかった。「全国でロングランヒット」と書かれてあったが、私は知らなかった。 あるキリスト教の教会の掲示板に、渡瀬恒彦主演の「親分はイエス様」という、凄い題名の映画のポスターが張ってあったのを見たことがある。「愛する」も「親分はイエス様」もキリスト教の信者向けに作られた映画であるのだろう。                        そんな「愛する」をクリスチャンではない私が観て抱いた感想は、不覚にも涙を流してしまったくらいに、感動した。信仰を持たない私が感銘を受けた理由は何なのであるか、正直に申し上げれば、私にも判らない。       ハンセン氏病が主題である映画といえば、みなさんご存知の「砂の器」がある。「砂の器」は新劇の故加藤嘉、新国劇の緒方拳がクライマックスの場面で、泣き叫び、観客を涙に誘う仕組みになっていた。            「愛する」にも、主演の渡部篤郎、酒井美紀が号泣する場面はある。ただ単に私も涙に誘われて、涙しただけなのか。私はキリスト教の「愛」が今一つ良く判らないでいる日本人の一人である。                 信者ではない。出演者の演技に感銘を受けたのでもない。熊井啓の映画のファンでもない。ストーリ自体にも、率直に申し上げれば、空々しさを感じてしまった程である。                         多分死ぬまで判らないような予感がする。それでも良いと、私は考えている。

 

愛する [VHS]
 この作品を、映画館に足を運んで鑑賞しました。涙が出ました。当時、高校生という多感な時期であったことが、影響しているかもしれません。しかし、今再び見直したとしても、以前とは違った見方で、また感動するだろうと思います。映像や作品の雰囲気としては、人物描写が細かく、小説を読んでいるかのような作品でした。ぜひ、一読してみてください。

 

真夜中の招待状 [DVD]
どの俳優にも旬の時期があると思います。
この映画は女優小林麻美さんの旬の時の映画で若さと美しさが同居した
魅力が画面全体に充満している映画です
閑話休題

話は少し、「砂の器」に通じるところがあるというイメージで観て大丈夫かと思います(隠された表に出したくない過去がある)。この監督のほかの作品に負けない良い映画なんですよ。九州のある地方にたどり着いたとき起こった事実とは?重いテーマの映画です。

藤田まことさん、丹波哲郎さんが脇役ですごくいい味が出ております。特に藤田さんの役はね、ポイント高いですよ。ちょっと怖かったです。


 

沈黙 (新潮文庫)
 解決不能な問いを我々に投げかける、重い作品だ。
 宗教が無ければ戦争はもっと少ないはずだと言われるし、布教が植民地化と同義であった時期もある。しかし、現場の布教と弾圧の狭間に生きた人々の、信仰と苦しみというのがどんなものであったかと言うことは歴史では習わない。
 本書では宣教師の過酷な運命を通じて、異境の中で「信仰する」とはどういうことであるのか、「救い」とはなんなのかと言うことを強く問いかけてくる。別にキリスト教徒でなくても容易に理解できて、考えさせられる作品だ。私は主人公の苦しみの果ての選択を否定する気は全くない。
 主人公の司祭は困難に際して「あなた」と「主」に呼びかけて、救いを求める。「主」はそれに「沈黙」を持って答えるわけだが、対話によって信仰が成り立つというキリスト教の宗教としての作法にはちょっと違和感がある。さらに対話の先に奇跡による救済を期待している点に至っては、現実の世で救いが具現化するのを期待するよりは、来世に期待する宗教観の方が健康的な気がした。

 

深い河 (講談社文庫)
本作発売は何時の頃でしょうか、確か15〜6年ほど前に若い者には珍しい病気で入院している折りに近所の本屋へ無断で出掛けて買ったのが最初だと記憶しています。

妻を亡くし今まで顧みることもなかった妻との生活、妻の居ない自分、老後。
様々な事を考える時間をもとめていた中で旅先に選んだインド。
ガンジス川のほとりで汚い水の中沐浴をする多くの人々、その横で人間の屍体をそのまま流す葬儀屋。
市民の生活にも使われある時は洗い場、ある時は風呂、ある時はトイレ。
それでもそんな河を人々は神聖なモノでありそこに在るのが自然なモノとして受け入れ崇める。
旅をともにした日本人ツアーの他のメンバーとの打ち明け話などを含めて徐々に今までの自分とは違う自分を感じるようになる主人公。

大きな泣き所のある訳でも、説教臭いわけでも、インド崇拝をしている訳でもありません。殆どが日常生活の目線で描かれ、人々の日常が自分にとってはドラマであり、他人にとっては普通の出来事でしかないという現実を洗い出していく。

遠藤周作作品いろいろ読みましたがクリスチャンである氏の作品にしては珍しい宗教色薄い作風に驚いたのと、20歳前半に読んだので年齢的に死など遠い世界の話と普段は気にも止めず感情移入も出来ない作品だったのでしょうが入院中であり同じ病室のお爺ちゃんが入院中に亡くなられたこともあり死と隣り合わせの場所に居た現実が本書の世界を近づけてくれました。

以来、人にあげたり、亡くしたり、都合4冊までは買い足したことを覚えています。
今手元にある単行本は装丁が画像と異なりますが私にとって何代目の「深い河」なのでしょうか。
一生、手元に代替わりしつつ残しておきたい一冊です。

 

海と毒薬 (新潮文庫)
 海を渡れば、中国人を虐げる日本人。
 空を見上げれば、米軍機B−29。
 そうかと思えば、米人の捕虜を生体解剖する。
 まったく、本当に、日本人て、何なんだろう。強き者にはおびえ、弱き者を虐げる。
 日本人は、あまり自虐にすぎるのではないか。もう自虐はよせ、という人たちが増えてきたそうである。この小説は虚構には違いのだが、違うのではないか、日本人はけして、戦時下における自分たちの行為を、自虐的になど、とらえてはいないのではないか。そんなことを考えた。戦時下の? それも違うのかもしれない。
 ユダヤ教における神の観念が生まれたのは、生活の場が〈砂漠〉であったからだ、という。すなわち、〈砂漠〉は、何も生まない、〈砂漠〉は死だ、〈砂漠〉には何もない。そんなところから、天に絶対的な力を持った誰かがいる、という思想が生まれたのだそうである。
 生体解剖に半ば参加した――ということはつまり、完全に参加したことと変わりはないのだが、――勝呂は、小説のラストで詩を口ずさもうとするが、出来ない。そこに登場するのが、雲である。雲と言えば、空である。雲の詩が口から出せない。というのは、あるいは日本人が天に救いを求め得ないことの象徴なのか。では、海は? 海はすべてを飲み込んで。日本人にとって、海は〈死〉だったのか。海にも天にも見放された日本人。日本人は、救いの出口を完全にふさがれているのか。
 生きつつあるポプラの木を、その周りの土を掘り続け、切り倒す小使いの老人が、何とも不気味であり、謎である。生きつつあるポプラを、なぜ、切り倒さなければならなかったのか、生きつつある米人を、なぜ、殺さなければならなかったのか。太宰治の「人間失格」が、今、読まれているそうである。日本人は、みな、人間失格者である。太宰が言いたかったことって、案外、そんなことだったんじゃないか、「海と毒薬」を読み、そんなことも考えた。
 附記。<強き者にはおびえ、弱き者を虐げる>。これは、私の姿そのものであった。どなたかの説のとおり、所詮、批評とは、自分自身への批評の反射に過ぎない、批判も賞賛も、本当は、自分自身のうちにある姿の反射でしかない。この自覚を大切にしながら、レヴューを書きたいものだ。

 

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